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1880~90年代頃のウール織り柄ジャケット
ヴィクトリア女王が長く喪に服していたヴィクトリア期の流行を思わせる、黒一色にビーズ装飾がシックなジャケットです
スタンドカラーに胸元のタック、立体裁断になった袖がエレガント
フロントにボタン等をあえて出さずに、内側のフックで全て留めるといった、かつての美意識が感じられます
この頃の女性はコルセットでウエストを絞っていた為、ウエストの作りが極端に細いです
可愛らしい花柄の裏地とのコントラストも、大変面白いと思います
丁寧に扱えば着用も可能ですし、実際着用せずとも服飾の歴史資料やコレクションとしての価値もあると思います
裏地あり(コットン)
購入先 フランス生地 おそらくウール
カラー 黒
サイズ
1900~10年代頃のウールジャケット
ヴィクトリア女王が長く喪に服していたヴィクトリア期の流行の名残を思わせる、黒一色に花刺繍がシックなジャケットです
スタンドカラーに胸元のタック、飾りボタンがエレガント
コルセットから女性が解放されつつあった時代のものと推測され、1800年代に比べるとウエストに多少ゆとりがみられます
素朴なコットンの裏地とのコントラストも、大変面白いと思います
一世紀以上経過したアンティークにしては、奇跡的に良い状態を保っております
購入先 フランス生地 ウール 胸当て部分はシルク
1910~20年代頃のコート
ジャポニスムの影響を感じさせる、着物の合わせのようなカシュクール仕様です
大きな襟の波打つようなドレープ、レッグオブマトンスリーブを思わせる袖の立体縫製等、今見ても斬新でモダンなデザインが素晴らしいです
アールデコへの移行期を象徴するような羽織りで、実際に着用されるのは勿論、服飾資料としても価値があります
フロントボタン一つと、内側で結ぶリボンにて開閉
裏地あり
ポケットなし
購入先 フランス生地 レーヨン
室内撮影では色や質感が分かり難いので、屋外撮影の画像もご参照下さい
1930年代頃のコート
柔らかいコットンの質感からすると、もしかしたら室内着の羽織りだったかもしれませんが、美しいシルエットですので外着のコートとしても良いと思います
ウエスト下と背中タックにより生まれるテントラインが、今見ても色褪せません
フロントの太目のボウタイは、結び方により様々な表情が生まれます
ボタンは後年付け替えられたようで、二個スペア用もついております
肩パットなし
フロントボタンは全て比翼
両ポケットあり
購入先 フランス生地 フランネルのような柔らかいコットン
カラー オフホワイトベースに赤と墨黒のストライプ
サイズ平置き実寸肩幅 35cm身幅 おおよそ46cm
着丈 96cm袖丈 57cm
Mくらいかと思います多少の誤差はご了承下さい
トルソーは7号ですコンディション
使用感があります
袖にリペアあり
両脇に汚れあり(脇シミではありません)
薄いシミが数箇所あります
他の画像にてご確認下さい
↓↓↓
他の画像
末広がりにカットされた生地を腰下後ろに複数接ぎ合わせることにより、バッスル状に広がるエレガントなヴィクトリアンシルエットになっております
ポケット部分のボタンは飾りで、前立てのボタン位置がわざと中心から横にずれたアシンメトリーなデザインが前衛的!
丁寧かつ美しい作りから、上級者により仕立てられたものかと思われます
裏地にシミ・擦り傷あり
若干の使用感がありますが、表面は目立ったダメージはなく状態は良い方かと思います
[ 他の画像 ]
襟、袖口、フロント、背中にかけて施されたループ状の装飾や、沢山のだましボタンがモード隆盛期のシックな時代性を感じます
裏地は総シルク、表地は当時最先端のレーヨンが使われ、黒一色ながら雰囲気あるカシュクールコートです
肩が若干横に張り出したシルエットは当時ならでは、落ち感のある素材により女性らしさも感じさせます
肩パットあり
裏地あり(シルク)
購入先 フランス生地 おそらくレーヨン
サイズ平置き実寸肩幅 40cm身幅 47cm
着丈 108cm袖丈 61cm
裾付近に小さな傷・リペアが二箇所、小さなシミが数箇所あります
使用感がありますが目立ったダメージはなく、経年の割には状態は良い方かと思います
店舗販売、また電話やメールでのお問い合わせで時間差で売り切れる場合がありますのでご了承下さい
採寸についてパンツのウエストは平置き×2で記載しております
1930~40年代頃のメディカルコート
医療・キッチン関係の制服を扱っているメーカーとしてはフランスで最古の歴史を持つ「Duthilleul &Minart」社製の作業用コート
デザインからして、おそらく医療関係に従事した女性が羽織ったものと思われます
アンティークブルーの胸元のロゴ刺繍がボンシック
肩ギャザーの寄せ方や襟の形状・袖の折り返しが1930~40年代らしさを感じさせます
フロントを閉じても開けても着て頂けます
生地 コットン
カラー 白
1930代末~40年代頃のコート
横に張り出した肩線からくびれた腰にかけて生まれるXラインから、紳士服仕様の影響を強く感じる時代性が伝わるコートです
ダブルブレスト&ショールカラー仕立てがマスキュリンかつクラシック!
襟とフラップ部分の羊の巻き毛のようなフェイクファー生地がエレガントです
襟とフラップのフェイクファー風生地に数箇所禿げがあります
袖や肩に小さな虫食いあり
裏地にシミ・汚れ・傷が多々あります(匂いはありません)
1930~40年代頃のナイトガウン
鈍い光沢のある花柄の織り地が大変エレガントなガウンです
裏地の織りの立体感からも、上質な織り生地であることがうかがえます
肩のタックの寄せ方などが斬新で、やや張った形状の肩に時代性を感じます
レーヨンの落ち感が体の線を美しく見せ、後姿のプチリボンも愛らしいです
デザイン性が高く、いわゆる透けたナイトガウンではないので、現代ならばお洒落着用のコートとして着られてもよいかと思います
袖は七分くらい、フロントはボタンで開閉
裏地なし
カラー 茶色味を帯びたオレンジに、薄ピンクとベージュの花柄織り
1943年製
イギリスで買い付けたネーム入りのオーダーメイドジャケットです
紳士のテイラー度やツイード織りの本場:英国らしい、丁寧なお仕立て
上流階級の間では、19世紀末頃より乗馬の際などのスポーツ着としてジャケットは着られ始めておりましたが、本格的に流行したのは1920年代のココ・シャネルの登場以降でしょう
こちらは緑や赤等の粒状ネップが織り込まれた、ノスタルジックさが魅力的です
肩パットの入ったXラインや詰まった襟元が質実剛健的な軍服を彷彿とさせ、第二次大戦中の時代感を感じさせます
メンズライクな着こなしがお好きな方にお勧めです
肩パット入り
購入先 イギリス
生地 ウール
カラー やや緑味を帯びたグレーベースのネップツイード
サイズ平置き実寸肩幅 36cm身幅 43cm
ウエストくびれ 37cm
着丈 62cm
袖丈 58cm
Sくらいかと思います多少の誤差はご了承下さい
着せておりますマネキンは7号ですコンディション
お腹付近に小さな傷あり
ポケット間口、袖口にリペアあり
裏地の背中、アームホール付近にシミや変色あり(臭いはありません)
使用感がありますが、目立ったダメージはありません
他の画像にてご確認ください
1940年代頃のコーデュロイジャケット
太畝のコーデュロイ生地がノスタルジック
ウエストのくびれ、そしてヒップにかけ広がる丸みを帯びたシルエットが女性らしさを感じさせます
かなり中心寄りに作られた縦長スリットポケットにお茶目な遊び心を感じます(ポケットは浅いです)
一つ付けられたカットガラスボタンもシックなアクセントになっております
画像ではお尻にプリーツが施されているように写っておりますが、ただの影でスリット等ありません(ノーベント)
生地 コーデュロイカラー 黒に近いこげ茶
室内撮影では色や質感が分かり難いので、屋外撮影の画像もご参照下さいサイズ実寸は平置きで肩幅 40cm身幅 44cm
ウエストくびれ 42cm
着丈 70cm
袖丈 62cm
両肩に色焼けがあり、その部分が若干茶色味を帯びております
ポケット縫製部分に若干のほつれあり
裏地の両脇に若干のシミ汚れあり(匂いはありません)
使用感がありますが、致命的なダメージはありません
1940~50年代頃のコート
贅沢な花柄の織り生地に、フロントのアールデコスタイルパイピング切替が珍しいデザイン
裏地に手縫い部分も多いことから、おそらく職人により丁寧に仕立てられたものかと推測されます
袖のカッティングやイタリアンカラー風の小振りな襟など、随所にちりばめられたロマンティックさが堪りません!
フロントフック2つで開閉
購入先:フランス
生地:不明(鈍い光沢、高級感ある織り生地)
カラー:アンティークローズベースに薄ピンク・アイボリー・ミントの草花模様
ソルト&ペッパー風の粒状織りがシックな八分袖コート
ダブルの袖口、ラウンドになった大きい襟、フロントのリボンが上品です
フロントボタンは比翼で、留めると表には出ないデザイン
裏地あり生地 不明(レーヨンのような落ち感がある、上品な生地)
カラー シルバーグレー
サイズ実寸は平置きで肩幅 41cm身幅 55cm着丈 104cm袖丈 50cm
ボタンにひびが入り、割れそうです
首元に小さなシミあり
襟後ろに若干の黄ばみあり、着用すると隠れます
裏地首部分と両脇に若干のシミあり、匂いはありません
若干の使用感がありますが、目立ったダメージはなく状態は良い方かと思います
◆VERA BOREA
ヴェラボレアはボレア・デ・ブッカリーニ伯爵夫人によって1931年にパリにて設立されたフランスのメゾンで、当時パリの偉大なクチュリエの一人と見なされ、パリのオートクチュールメンバーでした
エレガントなドレスやスポーツウェアへの彼女のアプローチは美的レベルと実用的レベルの両方で独創的で、コピー製品が出回るなどの人気を博しました。
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1950年代頃のVERA BOREAの非常に装飾的なボレロです
ギャザーを寄せたたき縫いし光沢ある装飾テープは、まるで全面にリボンの花が咲いたかのよう!
シンプルかつ高いデザイン性を併せ持つ絶妙なバランス感覚は彼女ならではと言っても過言ではなく、現代のパリコレランウェイを歩いても違和感がありません
パーティーなどの晴れの場に、また撮影・ステージ衣装としても華やかです
◇商品について◇
レディース仕様
生地:化繊カラー:黒
※屋外撮影の画像は明るめに写っております。屋内撮影の画像(マネキン着)が実物の色に近いかと思います
◇サイズ◇
平置き実寸
肩幅:測定不可身幅:47cm
着丈:33cm
◇コンディション◇
長期保管により、両肩付近に若干の色焼け(変色)があります
おそらく着用数回程度の使用感で、目立ったダメージはありません
1950年代頃のコート
アストラカンファーの毛並みを思わせるふくれ織りウールを贅沢に使用した、パリモードが復活した戦後の豊かさが感じられるコートです
生地のよさを最大限に生かす控えめなAラインにダブルブレスト・ショールカラーが、マスキュリン&フェミニン!
U字切替え&ボタン仕様のセンターベントがテイルコートを思わせる、大変凝ったバックシルエットです
後ろ身頃のドルマンスリーブ状脇縫製から、女性の身体の丸みを誇張した時代感が伝わります
普段着はもちろん、フォーマルの場にもふさわしい品格あるコートです
ポケット間口に若干の毛羽立ちあり
他にも若干の毛羽立ちや繊維の飛び出しが数か所みられます
1950年代頃のショート丈ジャケット
おそらくハンドメイドと思われる、丁寧なつくりが可愛らしいジャケットです
ポケットの形状やリボン、丸みを帯びた襟などがさりげなく凝っています
ギンガムチェックにショート丈が清楚な印象
ジュニア用なのでしょうか、、、小柄で華奢な女性におすすめです
カラー 白×黒
ダイヤ柄の織りがモダンな、おそらくお仕立てによるコートです
共布くるみボタンや、くびれのないシルエットがエレガントな時代らしさを感じます
裏地というよりも、同じ生地を二重にして丁寧に縫製されています生地 おそらくウール、シルクのような光沢があります
カラー 茶色に黒(色は一枚目の画像に近いです)
サイズ実寸は平置きで肩幅 42cm身幅 53cm着丈 115cm袖丈 55cm
M強くらいかと思います多少の誤差はご了承下さい
さほど使用感が見られず、目立ったシミ傷等ない良い状態です
他の画像もご覧になって下さい
立ち襟気味の襟元にフィット&フレアのシルエットがまさにニュールック!
胸付近まで丸みを持たせるパットが内蔵され、立体裁断や袖先にかけて細くなる女性らしいシルエットがエレガントです
絣状の織り生地、デコラティブな硝子ボタンなど使われている素材も当時のパリモードの復活を感じさせます
フロントと後ろのリボンは縫い付けてあります
おそらく仕立て物かと思われます
両サイドポケットあり
購入先 フランス生地 ウール
カラー グレージュ
サイズ平置き実寸
肩幅 36cm 身幅 44cm
ウエストくびれ付近 36cm
着丈 109cm
袖丈 63cm
S~Mくらいかと思います多少の誤差はご了承下さい
裾付近に小さなリペアあり
背中に小さなシミあり
裏地にシミ、生地の目開きあり
1950年代頃のジャケット
大きなイタリアンカラーにドルマンスリーブが戦後の華やかな女性らしさを感じさせます
菱形状のマチをとった脇、ストライプの織り生地をバイアスにとるなど、細かい部分に女性の体の丸みを出す工夫が見られます
カラー チャコールグレー×オフホワイトのバイアスストライプ
サイズ平置き実寸身幅 51cm
着丈 45cm
裄丈(首後ろ中心から袖口まで) 54cm
若干の使用感がありますが、目立ったシミ傷等ない良い状態です
袖はやや丸みを帯びた立体裁断になっており、レディーライクな女性像が好まれた時代性を感じます
襟にミンクファーがあしらわれた、当時流行のエレガントなデザイン
ポケットのラウンドデザインと木のようなプラスチックボタンもアクセントです
ファーは取り外し不可
アメリカ製
襟 リアルミンクファー
カラー こげ茶
サイズ平置き実寸肩幅 38cm身幅 53cm着丈 102cm袖丈 56cm
裂けではないかと思いますが、ファーのつなぎ目部分が若干浮いております(2箇所)
裏地に色褪せあり
裏地脇部分にリペア、裾付近に破れあり
古いシャトー(お城)に住まわれていたマダムから引き取った物だそうです
中国式庭園柄の織り模様がおぼろげに浮かび上がる、気品高いシルク地
おそらく、ハンドメイドもしくはお仕立て物でしょう
この時代のニュールックスタイルをベースにしつつも、持ち主のマダムの趣味の良さが偲ばれる、19世紀末風の東洋趣味の影響を感じさせます
ウエスト下にかけて末広がりになった生地を接ぎ合わせることにより、バッスルラインを思わせる大変優雅なシルエットを生んでいます
着丈も後方がやや長めで、ラウンドを帯びた美しい曲線は女性の体の丸みを強調しているかのよう
シノワズリムード漂う刺繍、袖先に向けて細くなったシルエットがエレガントの極みで、袖を通すと仕立てのよさがよく分かります
フロント、袖口には共布のくるみボタンが使われております
生地 シルクカラー 淡い緑や紫味を帯びたシルバーベースのグラデーション
サイズ実寸は平置きで肩幅 36cm身幅 45cm
ウエストくびれ部分 37cm 着丈 66cm
シルクの裏地が全体的に痛んでおります。袖を通される際には指が引っかからないよう注意されて下さい
使用感がありますが、表地には致命的なダメージはありません
おそらくハンドメイドと思われる、エレガントなカシュクールデザインです
ギャザーを寄せ、開きの広い抜き襟に仕立てる事で美しいドレープが生まれます
二重に巻きつけるカシュクールリボン、ダブルカフスに付けられたラインストーンボタンがアクセント
シャリ感のある鮮やかな色合いのオーガンジーが顔移りを良く見せてくれる為、フォーマルやパーティー等華やかな場でも映えると思います
袖以外裏地あり
生地 化繊オーガンジーカラー 表地は群青色、裏地はナス紺サイズ実寸は平置きで
肩幅 約45cm身幅 約47cm着丈 57cm
袖丈 56cm
正確な採寸が難しいデザインです
普段のサイズS~M(なで肩気味)のスタッフが着用して、ややゆとりがありますので、Mくらいかと思います多少の誤差はご了承下さい
おそらく着用数回程度の使用感
目立ったシミ傷等ありません
鈍い光沢のあるテープをネット上に花の形状に留めつけた、大変凝った装飾コートです
裏地の色が透けることで、アンティークレースのような奥行きのある佇まいを感じませます
普段には勿論、パーティ等での羽織物としても存在感があります
フロントにボタンやフックなどない、羽織り型
購入先 フランス生地 化繊
カラー ピンクベージュ
サイズ平置き実寸肩幅 43cm身幅 おおよそ54cm
着丈 109cm袖丈 56cm
背中に1cm程度のネットの破れが二箇所
若干の使用感がありますが、致命的なダメージはなく状態は良い方かと思います
1950年代頃のナイトガウン
化繊の機械編みレースながら、現代のレースにはない上品さと豪華さにより、戦後モードの華やかさを感じさせます
裏地の鈍い光沢のあるサテンが花柄レースから美しくのぞいて肌色を明るく見せます
スカラップ仕立てのマキシロング丈で、いわゆる透けたナイトガウンではないので、現代ならばお洒落着用のコートとして着られてもよいかと思います
袖は七分くらい、フロントはスナップボタンとフックで開閉
購入先 フランス生地 化繊レース
カラー アンティーク系ピンク
1950年代頃のオペラコート
「aux Chrysanthemes(菊とともに)」とのロマンティックなテイラータグから、パリやディジョン等フランス各地にメゾンを構えた仕立て屋によるものかと思われます
贅沢なふくれ織りのよさを最大限に生かす控えめなAラインが、なんともフレンチシック!
薔薇もしくは菊のようにも見える美しい造形ボタンからも、パリモードが復活した戦後の豊かさが感じられます
外出時は手袋を着用するのがお洒落とされた最後の時代、手袋を引き立たせるための八部袖丈もクラシカルなアクセント
古いコートの中では比較的軽めで、春や秋にもお召し頂けそうな生地感です
裾付近に1cm程度のリペアあり
1960年代頃のお仕立てコート
戦後の高度成長期真っ只中の日本において、お仕立てをしてくれるテイラー専門店の存在は重要なものでした
お出かけ着や冠婚葬祭時のフォーマル着など、人生の門出には欠かせない一張羅を仕立ててもらいに、人々は出向いたそうです
日本のテイラー職人の技術力は高く、舶来(インポート)の生地やボタンを選ぶところから始まり、出来上がりをさぞや楽しみに待ったことでしょう
こちらは鈍いラメ糸が織り込まれた楕円状ドット柄生地で、大ボタンが1950年ルックの名残りを感じさせるシックなコートです
裏地は背抜き仕様、張りがあり上質で軽い素材なので春秋兼用でお使い頂けます
日本製
裏地あり(背抜き)
生地 おそらくウール
カラー 黒ベースに鈍い光沢のあるラメドット織り
室内撮影で暗く写る場合もあるので、屋外撮影の画像もご参照下さいサイズ実寸は平置きで肩幅 40cm身幅 58cm
着丈 91cm
袖丈 48cm
画像のような繊維の飛び出しが数か所あります(引きつれのような感じ)
1960年代頃のショールカラーコート
プードルの巻き毛のような純毛生地を贅沢に使用した、重厚感あるコートです
オペラコートのようなシルエットは、1950年代の名残りを思わせるエレガントなライン
ビッグショールカラーが、そぎ落とされた作りにおいてアクセントになっています
フロントはスナップボタンで留めるのみの仕様ですので、お好みのブローチなどを添えても素敵です
生地 ウールカラー 黒×グレーサイズ実寸は平置きで肩幅 39cm身幅 50cm
着丈 99cm
袖丈 50cm
襟にシミあり
裏地にもシミがあります
若干の使用感がありますが、致命的なダメージはありません
1960年代頃のコート
丸襟にAラインのシルエットから、戦後らしい清楚な可愛らしさを感じます
たっぷりと生地を取られた背中のボックスプリーツが修道女のようでゴシック!
やや肉厚のヴェルヴェット地に、大きなくるみボタンがアクセントになっております
トップボタンがないのですが、大きめのブローチ等を装飾的に付けてもよさそうです
ボタン1個欠損
ベルベット特有のテカリが数箇所あります
生地の端々に若干の擦れあり
小さなはげが1箇所あります
裾付近に画像のようなシミが数か所あります
ボタンに若干の擦れあり
昭和ヴィンテージ
1960年代頃のリアルファーコート
当時のお仕立物で大変丁寧な作りです
上質なリアルファー使用、当時でもかなり高級だったかと思われます
割とすっきりした綺麗なシルエット、ボリュームある襟と袖口が特徴的な、大変豪華なデザインです
購入先 日本生地 ラビットファー(襟と袖はおそらくムートン)
カラー グレー系
サイズ実寸は平置きで肩幅 41cm身幅 46cm着丈 74cm袖丈 60cm
裏地にシミあり
画像・文章の無断使用厳禁
推定1960年代頃
ファーや革とウール等異素材を組み合わせた、所謂熊ジャン風のジャケット
こちらはフェイクファーにバイアスチェックのコンビがノスタルジックな印象
ファーにより一見着ぶくれしそうにも思われますが、1940年代のシルエットを思わせるXラインがすっきりと見せてくれて暖かいです!
ウール部分をバイアスに切り替えることで、野暮ったく見えがちなチェックが小粋に昇華しております
こちら一着で冬の着こなしの主役になること間違いなし!
購入先 フランス
生地 おそらくウール×フェイクファー
カラー ファー部分はこげ茶、アイボリー×ベージュ×あずき色を帯びた薄茶色のチェック
サイズ平置き実寸肩幅 43cm身幅 44cm
着丈 66cm
袖丈 57cm
トップボタン欠損
裏地に画像のようなシミがあります
若干の使用感がありますが、目立ったダメージはなく状態は良い方です
1960年代頃の総スパンコールジャケット
波状紋様にびっしりと縫い付けられたスパンコール装飾が圧巻です
水色のニット地ベースにオーロラクリア系スパンの為、煌びやかさの中にもどこか清涼感を感じさせます
詰まり気味のノーカラーに両サイド裾スリットと、良家の子女的嗜好が好まれた1950年代の名残りも漂います
おそらく、アメリカ等に向け香港や上海などで当時作られた輸出用工芸品かと思われ、サイズ表記は40とあります
フロントフックで開閉
生地 ニット素材にスパンコールカラー 淡い水色地にオーロラクリア系のスパンコール
サイズ実寸は平置きで肩幅 38cm身幅 48cm
着丈 52cm
袖丈 40cm
S強くらいかと思います多少の誤差はご了承下さい
所々に糸のほつれがあります
若干の使用感がありますが、目立ったスパンコールの欠損はなさそうで状態も良い方かと思います
1960年代頃のLilli Ann社製コート
◆Lilli Ann◆
Lilli Ann(リリアン)社は、1934年にサンフランシスコにて創業…創業者 Adolph Schuman(アドルフ・シューマン) は、妻の名前 Lillian(リリアン)からそのブランド名をとり、1950~70年代にかけて独創性に富み良質なレディース服を数多く打ち出して伝説のブランドとなる
・・・・・・
こちらはLilli Ann Knit ラインのもの、質の良いウールジャージーをベースに一部をヌバックに切り替えるという、リリアンらしい斬新なデザインが目を引きます!
一目見てリリアン社だとファンはわかるほど、全盛期を迎えていた頃のミッドセンチュリーな趣向はアヴァンギャルドなのにエレガント
フックによりロールアップ襟にも出来、二通りの襟元を楽しめます
共布のベルト付き、裏地あり
生地 ウールジャージー×ヌバックカラー 濃いグレーにアイボリーと黄土色の装飾
サイズ実寸は平置きで肩幅 39cm身幅 47cm
着丈 87cm
裏地の脇腹付近にシミあり(脇のシミではありません)
ヌバック部分に小さなシミが数か所あります
襟付近に小さな傷、リペアあり
1960年代頃のマント
英国ウェールズの伝統工芸毛織物のタペストリー織りを用いた、厳粛かつ伝統的な雰囲気のマントです
ウェールズ政府の品質保証であるドラゴンマークのタグ付きで、1960~70年代頃にこの地方のタペストリー物は大流行したようです
マントという響きだけで郷愁を誘い魅力的ですが、目の詰まった重厚感あるタペストリー織りの色合いの美しさは格別です!
ひざ下まですっぽり隠れるほど贅沢にタペストリー生地を使用できた最後の時代の服飾遺産とも言えそうです
コートなどの上から羽織るのも素敵だと思います
ウールにありがちな虫食いなどもほとんど見受けられず、スペシャルな逸品と申しても過言ではないと思われます
カラー カーキグリーン×サーモンオレンジ×赤×緑
着丈 113cm
レディースS~M相当多少の誤差はご了承下さい
トップボタンのみ交換されており、種類が異なります
若干の使用感がありますが、目立ったシミ傷等なく状態は良い方かと思います
1960~70年代頃のお仕立てコート
シルクリボンを編みこみ、格子柄に仕立てた大変手の込んだ生地が使われています
現代でこの生地を再現し、コートに仕立ててもらったなら相当な額になるでしょう
シルクリボン独特の鈍い光沢、ツイードコートとは異なる軽やかさと高級感が漂います
デザイン性は高いのですが、あえて普段着としてサラリと羽織ると素敵です
カラー 紺色ベースに青・紫・グレーの格子柄で、光の当たり具合でシルバー味を帯びて見えたりします
1960~70年代頃の日本製コート
当時の高級デパート:西部百貨店のオリジナルコートです
軽くて肌触りがよい上品な質感の生地に、あえてタイダイ染めという取り合わせが時代性と独創性を感じさせます
糸で装飾されたデザイン性のあるボタンが、スタイリッシュなシルエットに華を添えています
ミンク襟はおそらく後付けと思われ、糸で簡単に縫い付けられております
生地 おそらくウール 襟はミンクファーカラー こげ茶×茶色のタイダイ
サイズ実寸は平置きで肩幅 39cm身幅 49cm
着丈 103cm
袖丈 52cm
他の画像もご覧になってください
こちらは、ラメ糸が織り込まれた大きなドット柄に時代感を感じる、シック&ポップなコートです
ビッグイタリアンカラーに大ボタンが1950年ルックの名残りを感じさせます
生地 不明(おそらく化繊混ウール)
カラー 濃いめのチャコールグレーベースにラメグレーのドット織り
室内撮影で暗く写る場合もあるので、屋外撮影の画像もご参照下さいサイズ実寸は平置きで肩幅 37cm身幅 54cm
着丈 94cm
袖丈 49cm
ボタンが一つ欠損しております
クラシックスタイルは勿論、撮影衣装等にもお勧めです
また、サイズが合えばジェンダーレスにてお楽しみ頂けます
1970年代頃のコート
高級毛皮アストラカンに似せた毛並みの、フェイクファーコートです
重厚な素材感があるフェイクファーで、普段着は勿論フォーマル用の羽織としても上品です
アールデコ風の凝ったダブルボタンがモダン
左右にポケットあり
裏地あり生地 フェイクファー
サイズ実寸は平置きで肩幅 43cm身幅 51cm着丈 99cm袖丈 54cm
1970年代頃のチェスターコート
襟とポケット、ボタンのベルベット使いは英国トラッドの薫りを感じさせます
珈琲カラーの千鳥格子配色もシック!
アルパカ混ウールの為、古いコートに見られる重量感がなく、秋口から春先まで長く着られそうです
現代に比べ若干短めの袖丈にも、時代性を感じクラシックです
両サイドはスリットポケット(ベルベットのフラップはだましです)
裾裏に表面のはげあり